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1995 年度 実績報告書

中国人双生児の歯列、顎顔面頭蓋の成長発育に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 06045010
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小野 博志  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (80013879)

研究分担者 王 歓  北京医科大学, 口腔医学院, 講師
でん 輝  北京医科大学, 口腔医学院, 教授
石川 雅章  東京医科歯科大学, 歯学部付属病院, 講師 (40114730)
キーワードモンゴロイド / 双生児 / 歯列模型 / 頭部X線規格写真 / パノラマX線写真 / 顎・顔面頭蓋 / 遺伝力 / 小児生活習慣
研究概要

平成7年度では、北京市郊外まで調査範囲を拡大し、前年度に継続して双生児組の収集を行った。この結果、女児の方が男児よりはるかに多数依頼に応じ、予算の関係から、調査対象を女児に限定することとした。最終的には予定した7歳、9歳、11歳代の女児1卵性双生児約35組、2卵生双生児約25組、計約60組が平成7年7月までに調査に応募した。そして、後述の資料採得直前までに、双生児各組についてDNAフィンガープリント法による卵性診断をあらかじめ確定しておいた。
9月下旬日本側研究者3名が訪中し、現地共同研究者らとともに、北京市武装警察総合医院口腔外科の診療フロア全体を借用し、週末を利用して双生児約60組の資料採得を行った。まず、既往歴、生活習慣などを問診した後、身長、体重を測定し、齲蝕、歯周疾患、歯の石灰化状態などの口腔内診査を行った。これらは事前に双方で検討、印刷した調査表に記入した。次に、顔面、口腔内写真、ならびに側貌と正貌頭部X線規格写真、パノラマX線写真を順次撮影した。最後に印象採得を行って歯列模型を製作し、一連の過程を終了した。歯列模型、頭部X線規格写真は、日本にて分析コピー後返却予定である。
本年度は、当講座に新規導入された非接触型三次元形状測定機を用い、口蓋形態の遺伝的安定性について検討した。その結果、口蓋の安定度は、その構成成分である幅径や高径においてよりも容積に高いことが判明した。また、犬歯より前方部の口蓋は、他の部位より形態変異しやすいと推察された。これらは、平成8年6月の日本小児歯科学会大会にて発表予定である。
さらに、年度当初には計画していなかったが、中国側の強い希望により、平成8年3月に3週間北京医科大学口腔医学院の大学院生を1名本大学に受入れ、共同で資料分析にあたることとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 桔梗知明、舩山研司、でん 輝、石川雅章、小野博志、他: "口蓋の三次元形状に関する研究-中国人双生児を用いた口蓋の形態変異について-" 小児歯科学雑誌. 34(発表予定). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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