研究分担者 |
ダーンレイ P.A. オークランド大学, 工学部, 講師
ハイランド M.M. オークランド大学, 工学部, 講師
フェンウィック R.C. オークランド大学, 工学部, 教授
メトソン J.B. オークランド大学, 理学部, 上級講師
フォーガソン W.G. オークランド大学, 工学部, 副教授
シャープ R.M. オークランド大学, 工学部, 教授
酒井 士郎 徳島大学, 工学部, 教授 (20135411)
村上 理一 徳島大学, 工学部, 教授 (00112235)
水口 裕之 徳島大学, 工学部, 教授 (00035651)
英 崇夫 徳島大学, 工学部, 教授 (20035637)
中林 一朗 徳島大学, 工学部, 教授 (70035624)
多木 敏彦 徳島大学, 工学部, 教授 (10035602)
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研究概要 |
純チタン表面に窒素イオン注入することによって材料表面にTiN膜を作ることに成功し,膜強度より負荷応力が低いときには疲労寿命が長くなり,逆に高くなると疲労寿命が低下することを明らかにした。赤泥とシリカの微粉末を混合し,モルタルコンクリートに使用すると微粉末効果とポゾラン反応によって圧縮強度が増加して塩分浸透性に対する抵抗及び硫酸塩抵抗性が改善されることを明らかにした。コンクリート柱に予め応力負荷によってフリープ強度の向上が図られ,圧縮強度の上昇に基づくことを示した。アルミ基複合材料を開発して加工時におけるチップ形成の機構を検討した結果,高いせん断応力によって切り粉の外側表面に亀裂が発生し,これは切り粉内の粉子緑に高い応力集中のため小さなボイドの発生と関連していることが明らかとなった。ステンレス鋼の摩耗抵抗を向上させるため,窒素とオーステナイトステンレスの合金相であるS相がマグネトロンスパッタリングによってコーティングされ,摩耗特性と腐食特性が改善されることを示した。マイクロ波プラズマCVDによって純チタン表面にダイヤモンド薄膜の形成過程を調べ,基板形状が異なるとその形成速度に変化が現われる。また,ダイヤモンド粒が形成される前に,炭素は純チタン内に拡散してTiCを形成する。これが充分に飽和すると,TiC表面にダイヤモンド粒が成長を開始する。高周波プラズマCVDによってダイヤモンド状炭素膜をステンレス鋼表面に生成した。このダイヤモンド状炭素膜の摩擦の摩耗特性を調べた。この膜の被覆によってステンレス鋼の耐摩耗特性は著しく向上したが,相手材の摩耗挙動は,黄銅の場合,凝着とはく離を繰り返しながら摩耗が進行し,ベアリング鋼の場合,引っかき傷の進行によって起こることになった。
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