1995 年度実績報告書

サステ-ナビリティーの概念に基づく都市環境のデザインに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号	06045039
研究機関	九州芸術工科大学
研究代表者	杉本正美九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (40081492)
研究分担者	VERNON Noel カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 CAVIN Brooks カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 PERRY Robert カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 NAKADA Kenne カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 BESS David カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 WOODWARD Joa カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 助教授 LYLE John T. カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授 UESUGI Takeo カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校, 環境設計学部, 教授西山徳明九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助教授 (60243979) 包清博之九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (60161171) HAMMOND Jona 九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助教授 (00243973) 重松敏則九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (70094505) 宮本雅明九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (80128115) 美川淳而九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (00038960) 石井昭夫九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (40087276)
キーワード	サステ-ナビリティ / 都市環境 / 歴史的環境 / 自然的環境 / 環境保全 / 建築 / ランドスケープ / 景観
研究概要	平成7年度は、研究代表者(杉本正美)、美川淳而教授、石川昭夫教授を派遣すると共に、相手側研究機関からBrooks Cavin教授、John T.Lyle教授、Noel Vernon教授を招へいし、調査研究を進めた。この結果、以下の研究の進展と知見を得ることができた。各種環境資源に対する現地調査を通じて、生態的、建築的、歴史的、気候的側面からサステ-ナビリティの概念構成とそれを支持する要素を把握し、評価することを目的とし、調査した。具体的には、米国においてはRe-Generativeセンターやロサンゼルス市を流れる河川の流域などを、日本においては福岡市都市圏及び九州地方の国立公園やエコロジカルプラニングに考慮したテーマパークなどをスタディエリアに設定し、現地調査した。この結果、各種環境資源の自然的・文化的・社会的諸側面からの役割の明確化とそのエリア内のサステ-ナビリティを創出するための考え方及びそれを支持する様々な要素を抽出するための調査の実施方法及び調査・計画項目などに関する知見を得た。各種環境資源の保全・利用・管理のためのガイドラインをサステ-ナビリティの概念に基づき検討する件については、研究分担者の派遣・招へいを通じて、各種環境資源の保全や利用適性について調査・検討した。また、各々の国での試行の結果の交換を通じて、サステ-ナビリティの概念に基づく都市環境のデザインの諸課題について検討した。この結果、住居環境の中の電気エネルギーの利用、各種廃棄物の再生・利用、太陽熱や太陽光の天然エネルギーの有効利用、微気候の有効利用、農産物の生産等を配慮したサステ-ナビリティの概念に基づく都市環境の形成のための基礎条件に関する知見を得た。

研究成果
(2件)

すべてその他

すべて文献書誌 (2件)

[文献書誌] 杉本正美: "An evaluation of the Potential of Tourist Development of the “Rural Resort-type" to assist in the preservation of the viability of Rural/Agricultural areas." Proceedings The 32nd IFLA World Congress 21-24 October 1995 Bangkok Thailand Theme : Tourism Development and Landscape Changes. 50-55 (1995)
[文献書誌] John T.Lyle: "DESIGN and OPERATION of THE CENTER for REGENERATIVE STUDIES" BIO CITY Winter. no.3. 2-14 (1995)