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1995 年度 実績報告書

ファジィ推論とその経営工学への応用

研究課題

研究課題/領域番号 06045047
研究機関大阪府立大学

研究代表者

田中 英夫  大阪府立大学, 工学部, 教授 (20081408)

研究分担者 ISMAIL B.Tur  トロント大学, 応用理工学部, 教授
石渕 久生  大阪府立大学, 工学部, 助教授 (60193356)
キーワードファジィif-thenルール / 可能性分布 / 遺伝的アルゴリズム / スケジューリング / ポートフォリオ / エキスパートシステム / 可能性解析 / 多目的計画
研究概要

トロント大学でタ-クッセン教授と研究打ち合わせを行うことにより,曖昧さが含まれる様々な問題へファジイ理論の応用を試みるという研究方針を確認した.このような研究方針に基づく具体的な応用問題として,ポートフォリオ選択問題,スケジューリング問題,予測問題を取り上げ,曖昧さの数量化とコンピュータを利用した数理的な解法の提案を目的に研究を進め,以下の結果が得られた.
1.ポートフォリオ問題に対して,各投資先から将来得られるであろう不確定な利得を可能性分布で表現する方法を提案した.このような応用を行うための基礎として,数値的なデータから可能性分布を同定する方法の提案も行った.
2.各ジョブの加工時間に曖昧さが含まれている場合でのフローショップ・スケジューリング問題に対して,加工時間をファジイ数で表現する方法を提案し,ファジイ・フローショップ・スケジューリッグ問題を定式化した.また,ファジイ・フローショップ・スケジューリング問題へ遺伝的アルゴリズムを適用するための準備として,通常のフロージョップ・スケジューリング問題のための遺伝的アルゴリズムのプログラム化を行った.
3.総合強度がファジイ数で与えられているファジィ・ニューラルネットワークを用いて,ファジィ数として予測を行う方法の有効性を数値実験により検討した.この数値実験を行うため,ファジィ・ニューラルネットワークの一般的な学習アルゴリズムを導出し,プログラム化を行った.
4.ファジィルールを意思決定問題やスケジューリング問題,予想問題,認識問題などへ適用するために,数値データからファジィルールを自動生成する方法に関する研究を行った.この結果,パターン認識問題に対して有効なファジィルールを自動生成すると共に,生成されたファジィルールの学習と選択を行う方法を開発することができた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉川伸一: "正規母集団からのファジィ区間データに基づく近似的ベイズ区間推定" 日本ファジィ学会誌. 7. 786-808 (1995)

  • [文献書誌] Hisao Ishibuchi: "Learning by Fuzzified Neural Networks" International Journal of Approximate Reasoning. 13. 327-358 (1995)

  • [文献書誌] Tadahiko Murata: "Genetic Algorithms for Flowshop Scheduling Problems" Computer and Industrial Engineering Journal. 発表予定.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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