研究課題/領域番号 |
06045052
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (50114046)
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研究分担者 |
季 成叶 北京医科大学, 児童青少年衛生研究所, 教授
笠井 直美 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 助手 (20255243)
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キーワード | 中国 / タイ族 / イ族 / 白族 / 漢族 / 発育発達 / 生態学 |
研究概要 |
日本・中国の共同研究の初年度にあたり日本から中国へ2回にわたって、また中国から日本へ1回相互に渡航して現地における調査の可能性と共同研究の方向性について検討した。その結果、今後の共同研究体制、調査内容などについて以下のような成果を得た。 1.中国における調査では既に実施され結果もある程度得られている領域(児童の生体学的データ)についてはこれを効果的に利用することが望ましく、経費、作業ともに節約できる。特に中国側は5年毎に大規模な発育調査を行っているが、そのデータ解析やより詳細な分析は充分には行なわれていないのが現実である。このためにこれらの大規模なデータについては原データを日中双方で徹底的に解析する。このことによって大きな成果が期待できる。 2.中国少数民族の生活実態や教育の現状をはじめとした社会生態学的知見は統計的な観点からは充分に知られていない。まして児童のそうした実態は文献も乏しい。そこで、日中共同で児童の生活実態・ライフスタイルを明らかにすべく調査を実施することとした。調査内容は日常生活行動と保健行動、余暇、学習などの全般に及ぶものとする。なお大澤はこの方面の調査を数万人規模で日本に於て実施しており、方法もかなり標準化されているので、これを中国少数民族に適合したものに改訂する。 3.この研究を推進するにあたって関連文献・資料を中国にて大量に収集した。 4.これらの研究活動は新彊ウィグル自治区と雲南省で行なわれその調査可能性が検討された。その結果、第2年度は雲南省大理地区と昆明市周辺で実施することとなった。
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