研究課題/領域番号 |
06045055
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
白石 典義 立教大学, 社会学部, 助教授 (60171039)
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研究分担者 |
王 処輝 南開大学, 社会学部, 教授
劉 くんくん 南開大学, 社会学部, 教授
笠原 清志 立教大学, 社会学部, 教授 (80185743)
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キーワード | 日中文化摩擦 / 日中文化葛藤 / 中国進出日系企業 / 日本人派遣要員 / 中国人従業員 / 異文化接触 |
研究概要 |
今年度は、中国進出の日系企業の日本人派遣要員および中国人従業員に対する意識調査を行った。 調査に先立ち、調査項目の吟味を行うため、事前にヒアリング調査を行い、前年度、概略把握した内容をもとに設計した調査項目の見直しを行った。 意識調査では、日中間の文化摩擦、文化葛藤の状況を、中国進出日系企業の中で把握することを目的として、日本人派遣要員、中国人従業員の、それぞれを対象に行った。 日本人派遣要員に対しては、(1)中国人従業員の価値観・国民性、(2)公共心、(3)衛生観、(4)就業状況、(5)処遇関係、(6)人間関係、(7)仕事上の指示、(8)教育・研修、(9)帰属意識、(10)その他を取り上げた。 一方、中国人従業員に対しては、(1)日系企業で働いていることに対する感想(2)日本人管理職・日本的管理に対する感想、(3)日本人管理職が中国・中国人従業員に対して誤解していること、(4)日本人管理職・日本的管理のよい点、(5)日本人管理職・日本的管理のよくない点、(6)要望すること、(7)その他、を取り上げた。 今年度は、調査の実施の段階で終ったが、来年度は、今年度得られた調査データをもとに解析し、これまでに得られた資料と合わせることによって多角的な分析ができるものと期待している。
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