研究課題/領域番号 |
06208206
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
豊見山 和行 琉球大学, 教育学部, 助教授 (40211403)
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研究分担者 |
高良 倉吉 琉球大学, 法文学部, 教授 (60264470)
池宮 正治 琉球大学, 法文学部, 教授 (00044842)
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キーワード | 上江洲家文書 / 古琉球辞令書 / 須古茂文書 / 歴史情報 / 琉球家譜 / 那覇・泊系家譜 / 久米系家譜 / 中山世譜附巻 |
研究概要 |
本年度(1996年度)の研究実績は以下の通りである。 (1)研究組織の各メンバー(研究協力者を含む)が、琉球関係史料の所在調査をおこなった。その結果、豊見山は沖縄県立博物館へ寄託中の「上江洲家文書」の未整理分を約300点余を確認し、目録化を行った。高良は、奄美大島瀬戸内町立図書館・郷土館(古仁屋)所蔵の「須古茂文書」を調査し、古琉球辞令書の所在を確認し写真撮影を行った。 (2)歴史情報についての検討会、および本研究に関連する研究会を「沖縄の社会に関する研究」(仲地哲夫班)、「沖縄の地方文書の研究」(新城敏男班)等との合同研究会(86年11月、平良市)で、総括班・沖縄4班合同研究会(同年8月、宜野湾市)を開催した。後者の研究会では、豊見山は「琉球家譜の情報化の問題点」を報告した。また、総括班主催の研究セミナーでは、「パソコン初級者のテキストデータ利用法」(豊見山、11月、大阪市)を報告した。 (3)本研究班での収集史料は、「豊川家文書」(八重山石垣市)である。王国時代の八重山の頭職にあった同家の古文書を紙焼き製本で入手した。 (4)「歴史情報」のデータ入力は次のように行った。「那覇市史」資料の「那覇・泊系家譜」(66家)、「久米系家譜」(51家)をすべてプレーンテキストで作成し、さらにデータベース化をも行った(「桐」を使用)。 (5)さらに関連史料として、琉球・薩摩関係の基本文書である「中山世譜附巻」をプレーンテキスト化した。
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