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1994 年度 実績報告書

絵画における感性情報の抽出と表現

研究課題

研究課題/領域番号 06212211
研究機関立命館大学

研究代表者

八村 広三郎  立命館大学, 理工学部, 教授 (70124229)

研究分担者 英保 茂  京都大学, 工学部, 教授 (40026117)
キーワード感性情報処理 / 画像処理 / 色彩処理 / 画像検索 / 内容検索
研究概要

本年度は、おもに、絵画からの主要色および背景色領域の抽出処理の手法について検討した。絵画を見たときの印象は、絵画のさまざまな要素によって左右されるが、モチーフ、構図、および色彩の分布によるものが大きい。この中でも、特に色彩は、モチーフや構図とも密接に関連し、絵画の中の色彩の分布や使用状況を知ることにより、モチーフについての情報を得たり、構図の概略を知ることができる。本研究では、このような観点から、絵画中で重要な役割を演じている主要な色を抽出する手法について検討した。主要な色の領域を抽出する際には、同時に背景となっている色の領域も抽出することが必要であり、これらは、相互の関連で抽出する。開発した手法を、約400枚の日本の花鳥画について、実験したところ、良好な結果を得られることが判明した。抽出した、主要色領域の情報は、データベース中の絵画を検索するのに利用することができる。たとえば、色とその領域を指定して、そのような属性をもつ絵画を検索することや、「印象語」をキ-として与え、これに関連する色を持つ絵画を検索するようなことが可能になった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 八村,英保: "絵画における感性情報の抽出-背景色と主要色の抽出-" 情処研報. 94. 9-16 (1994)

  • [文献書誌] Hachimura: "Extraction of Principal Colors from Japanese Paintings" Proc.9th Scaudinavian Conf.Image Anahpis. (発表予定). (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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