Crカルベン錯体を用いるメタセシス反応の開発 我々は既にアルケン上に電子供与性の置換基を持つエニンはFischerCrカルベン錯体によってメタセシス反応の起きる事を見いだし報告している。そこでカルベン錯体の炭素上の置換基と同じ置換基をアルケン上にもつエニンをCrカルベン錯体と反応させるならばCrに関して触媒反応になるものと考えた。10mol%のCrカルベン錯体3aとE-1aおよびZ-1aを反応させたところ目的とするメタセシス生成物2aを得ることが出来た。又Crカルベン錯体3bを用いて1bと反応させたところ2bがえられた。
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