研究分担者 |
福山 秀敏 東京大学, 大学院・理学系・研究科, 教授 (10004441)
永長 直人 東京大学, 大学院・工学系・研究科, 助教授 (60164406)
斎藤 軍治 東京大学, 大学院理学研究科, 教授 (40132724)
小間 篤 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00010950)
石黒 武彦 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (50202982)
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研究概要 |
本総括班は,平成6年度より3年間にわたる重点領域研究「分子性物質における新しい電子相」の研究組織の中心となり,全組織の円滑な運営をはかり,研究成果をあげることを目的としてきた。本領域の研究目的は,多様性と新規性に期待が寄せられている分子性物質の電気伝導に的を絞り,多種多様な分子性の新構造物質を作り出し,電流を担う電子系の構造とダイナミクスを解明することである。平成8年度は最終年度として,7月には京都大学で開かれた理論に的を絞った研究会を支援した。12月下旬に若手研究者の小規模研究会を箱根で主催したほか,1月13日-15日には年度末の全体シンポジウムを東京大学先端科学技術研究センターで主催した。これには,フランスから2名の研究者を招聘した。また,領域の研究者名簿を作成・配布したほか,ニュース冊子を3回発行した。ニュース冊子では特に,研究会,国際会議の報告のほか,分子・物質合成に取り組んでいる研究者のそれぞれ独自の最新の成果を特集した。研究成果を論文集としてまとめた英文の報告書も作成した。インターネットにつないだサーバーコンピュータの活用は進んでおり,公表予定論文のプレプリントや研究ニュースなどをコンピュータに貯え,研究者が自由に読めるように提供している。
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