| 研究分担者 |
亀山 秀雄 東京農工大学, 工学部, 教授 (10114448)
瀧本 昭 金沢大学, 工学部, 教授 (20019780)
清水 昭比古 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (20128036)
鈴木 健二郎 京都大学, 工学部, 教授 (00026064)
熊田 雅弥 岐阜大学, 工学部, 教授 (30021603)
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| 研究概要 |
1.最高1200℃の高温流動層型5段のセラミック熱交換器の試験ループを完成させ,層内温度,管内冷却空気量,空搭速度,及び静止層高等の諸因子を変化させて,管内熱伝達,熱貫流率を測定し,各段の平均熱伝達特性,温度効率,及びエクセルギー効率等を明らかにした.
2.ガスタービン翼の高効率冷却実現のため,衝突噴流・縦渦を併用する伝達促進法の開発を行い,大きな圧力損失を伴う渦発生体を用いずとも斜め噴流を吹き込むことによって大規模な縦渦が発生すること,縦渦が広い領域に亘る伝熱促進に有効であることが分かった.
3.固気混相流冷却による高温エクセルギー回収システム構築のキ-となる直接混合・軸流サイクロン型粒子-ガス熱交換器のモデル器を製作し,これを用いて固気分離性能実験を行った結果,幅広い浮遊粒子径に対してほぼ完全な分離性能が得られ、熱交換器の成立に見通しを得た.
4.エクセルギー再生産の基盤技術の一つとして,大量に排出される一次エネルギーの燃焼ガスを対象に,排熱エネルギー回収のみならず環境影響物質の捕集・除去を含めた新しい環境適合型高効率排熱回収システムを提案し,その有効性について理論的・実験的に明らかにした.
5.流動沸騰系について非沸騰の液体単相域から限界熱流束点までの核沸騰全域の伝熱特性を測定し,高流束,高サブク-ル度化は熱伝達と限界熱流束を向上させ,高密度化に極めて有効であることが分かった.
6.伝熱と流動によるエクセルギー損失を低く抑える管壁型触媒反応器開発を目標に,陽極酸化アルミナの細孔径分布制御,シクロヘキサンの脱水素反応器の設計と評価,菅壁型触媒反応管とケミカルヒートポンプのエクセルギー評価の内容について検討を行った.
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