研究概要 |
1.カイニン酸で処理したネット脳を経時的に分取し、大脳皮質、海馬、小脳……等、7つの部位に分けてRNAを抽出した。 2.RNAとオリゴdTをプライマーとする逆転写反応を用いてアイソトープでラベルし、プローブを作成した。このプローブを用いて約8,000種のcDNAをスポットしたcDNAパネルに対してハイブリダイゼーションを行ない、特異的な変化を示すクローンを分離した。 3.1.で得たRNAをdifferential Display法に従って、増幅してゲル電気泳動で分析し、特異的なバンドを切り出した。 4.上記2,3のクローン、バンドについて塩基配列の決定を行ない、それらの遺伝子の産生する蛋白の性質を明らかにし、脳における急性相反応の特色を明らかにした。
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