研究分担者 |
白川 昌宏 奈良先端大学院大学, バイオサイエンス科, 助教授 (00202119)
片平 正人 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (70211844)
森川 耿右 (株)生物分子工学研究所, 第1研究部, 部長 (80012665)
相本 三郎 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (80029967)
稲垣 冬彦 (財)東京都臨床医学総合研究所, 生理活性物質研究部, 部長 (70011757)
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研究概要 |
本重点領域研究の目標は,細胞内の種々の生物機能を蛋白質の静的および動的な立体構造という基盤で明らかにすることである。 国内で研究が先端的に進展しているシグナル伝達や転写調節に関与する蛋白質の系を中心に,そのシグナル認識における構造的な普遍性を探り,その機構を統一的に理解することを目指して,わが国の構造生物学の研究者を網羅し,分子生物学・生化学の研究者との密接な共同研究を遂行する体制を作った。 (1)共同研究の推進:本重点研究では,転写因子やシグナル伝達に関与する蛋白質の機能解析を行う生化学・分子生物学の研究者と構造解析を行う研究者間の密接な共同研究を推進するために,お互いの研究を知る機会を得る合同班会議を平成10年1月12日と13日に東京のアヂュ-ル竹芝で開催した。 (2)啓蒙活動:ニュースを発行し,お互いの研究活動を迅速に知らせた。平成9年10月6日に日本薬学会長井記念館で公開シンポジウム「シグナル伝達とDNA・RNA認識における構造生物学」を開催し多数の参加者を得た。さらに10月8日と9日に大阪で開催された第2回構造生物学シンポジウムおよび10月11日に京都大学で開催された生物物理学会でのシンポジウム「分子認識と反応制御の構造生物学」を後援した。
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