造血幹細胞に特異的に発現するマウスCD34(mCD34)の遺伝子発現の調節機序をM1細胞を用いて検討した。 1.ルシフェラーゼアッセイの実験結果から、-119bp〜-100bpと-89bp〜-60bpにpositiveに作用するシスエレメントの存在が示唆された。 2.ゲルシフトアッセイの結果から、-129bp〜-100bpと-89bp〜-60bpに結合するDNA結合蛋白の存在が示唆された。 3.DNaseIフットプリンティングからは、-120bp-110bpに結合するDNA結合蛋白の存在が示唆された。 以上の結果から、mCD34プロモーターは複数の転写因子によって遺伝子発現が調節されていることが示唆された。
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