研究課題/領域番号 |
06283209
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
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研究分担者 |
影近 弘之 東京大学, 薬学部, 助手 (20177348)
遠藤 泰之 東京大学, 薬学部, 助教授 (80126002)
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キーワード | フォルボール / 遺伝子発現 / 核内レセプター / テレオシジン / レチノイド / 分化 |
研究概要 |
フォルボールエステルをはじめとする発がんプロモーターの作用発現の機構として、プロテインカイネースCを介する過程のほかに、より直接に核内において遺伝子の発現を制御しているとの作業仮説のもとに、Hela細胞を材料としてフォルボールエステルが特異的に結合する蛋白を検索し、高い親和力でフォルボールエステルと結合する分子量70KD_Aと推定されるタンパク質の存在を確認した. テレオシジンとフォルボールエステルとの構造の解析に基いて新たに設計・合成された化合物ベンゾラクタムBL-V8は高い分化誘導活性を示し、HIVによる殺細胞作用を阻害した.
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