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1995 年度 実績報告書

想像力、その評価を巡る比較美学的考察

研究課題

研究課題/領域番号 06301008
研究機関京都大学

研究代表者

岩城 見一  京都大学, 文学部, 教授 (40025086)

研究分担者 篠原 資明  京都大学, 総合人間学部, 助教授 (60135499)
金田 千秋  筑波大学, 芸術学系, 助教授 (80224624)
村田 純一  東京大学, 教養学部, 助教授 (40134407)
米澤 有恒  兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70093341)
太田 喬夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30098230)
キーワード知覚 / 神思 / 中国文学 / ル-ベンス / フッサール / ファンタシア / ヴァールブルク / 劉〓
研究概要

第二年度に当たる本年は、初年度の理論的検討を踏まえ、〈想像力〉の評価に関する歴史的変遷を、比較美学美術史学の立場から具体的な事象に則して考察し、議論する試みがなされた。四月より始められた分担者およびゲストによる研究報告は以下の通り。
中村俊春「美術史家は道徳家のごとく-ル-ベンスの神話画をめぐって-」(なおこの報告に基づく研究は、美術史学会全国大会でも発表され、また『美術史』に掲載された)。加藤素明(ゲスト)「古代ギリシアの〈ファンタシア〉」、宇佐美文理「神思と想像力」、室井尚「文化と想像力」、興膳宏(ゲスト)「文学創作と想像力-中国中世の文学理論に即して-」、加藤哲弘「近代の外の芸術へ-ア-ビ・ヴァールブルクと比較美術研究-」(第46回美学会全国大会における発表)、スザンヌ・カニンガム(ゲスト)「フッサール、知覚と進化」(この講演には、本研究分担者有志の他、カニンガム教授の夫君で著名なアメリカの美学者G・ディッキー教授、京都大学文学部哲学研究室伊藤教授他多数の研究者、大学院生が出席し活発な議論が行われた)。
以上二年間の成果を基に、平成七年十二月二十日を締切日に設定し、分担者より報告書が提出され、『研究成果報告書』が作成された。
設備備品費は、収集された研究資料、および報告書整理のためのコンピュータ購入、および研究に必須の図書費に当てられた。旅費は本研究の会合への出席の他、現地調査、資料収集、意見交換のための交通費に使用。謝金は報告書作成に際しての資料整理、編集、校正に使用した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 岩城見一: "芸術精神の現象学(1)" 『研究紀要』(京都大学文学部美学美術史学研究室). 16. 35-56 (1995)

  • [文献書誌] 太田喬夫: "芸術と芸術論の現在1995" 『理想』. 656. 127-137 (1995)

  • [文献書誌] 島本浣: "カタログの中の絵-十八世紀における「見る」ことの生成をめぐって" 『美学』. 181. 45-55 (1995)

  • [文献書誌] 岡田温司: "ディレッタントの形成、試論-ジュリオ・マンチ-ニを手掛かりに" 『美学』. 174. 12-23 (1993)

  • [文献書誌] 宇佐美文理: "思想と図像-漢代の死生観と画像石" 『信州大学教養部紀要』. 28. 1-36 (1994)

  • [文献書誌] 安田篤生: "土佐派の犬追物図屏風について" 『美術史』. 135. 66-87 (1994)

  • [文献書誌] 村田純一: "知覚と生活世界-知の現象学的理論" 東京大学出版会, 300 (1995)

  • [文献書誌] 篠原資明: "五感の芸術論" 未来社, 232 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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