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1996 年度 実績報告書

社会ネットワークの総合的研究〜理論モデルの開発を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 06301028
研究機関九州工業大学

研究代表者

井上 寛  九州工業大学, 工学部, 教授 (10037004)

研究分担者 沼崎 一郎  東北大学, 文学部, 助教授 (40237798)
佐藤 嘉倫  東北大学, 文学部, 助教授 (90196288)
三隅 一人  九州大学, 比較社会文化研究科, 助教授 (80190627)
小林 淳一  福岡大学, 人文学部, 教授 (20113243)
キーワード社会ネットワーク / 中心性 / ボナチッチ中心性 / シヤプレイ値 / 権力 / 合理的選択 / 社会的交換 / 社会資本
研究概要

今年度の目標である分担者による研究論文の作成は達成された。
社会過程をふまえ、方法的には数列・級数のアイデアを用いたたボナチッチ中心性モデルの再定式化(小林)、カッツやボナチッチなどの中心性の個々のモデルの差異の整理(山口)、ネットワークの構造特性に制約されない微分・差分方程式による中心性の一般モデルの構築(松田)、振動工学モデルを借りたボナチッチ中心性の含意の検討(井上)、ネットワーク権力実験は交渉力・シャプレイ値により公理論的に導出されることを証明し、権力実験の理論的背景を整備する試み(盛山)、コールマンモデルのもつ混乱を指摘し、その再定式化する試み(盛山)、国際関係の不等価交換をネットワーク視点から定式化する試み(荒井)、信頼と機会を鍵とするゲーム論的相互作用をふまえたネットワーク生成モデルの構築(佐藤)、パソコン通信という社会ネットワークを権力均衡過程としてのモデル化とその実証的検証(安田)、認知されたネットワークの集合の構造の分析(大西)、そして、ブラウの社会構造理論を用いた配偶者選択過程の確率モデルの構築(三隅)は、いずれも社会過程を構造分析に結合しようとする研究のフロンティアを意識したものである。最後に井上が社会ネットワーク研究の境界を俯瞰する論文を追加した。
なお、これらは報告書として刊行される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小林淳一: "行列の無限級数とその社会学的含意" 福岡大学人文論叢. 27・2. 773-787 (1995)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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