研究課題/領域番号 |
06301029
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研究機関 | 大手前女子短期大学 |
研究代表者 |
藤田 道代 大手前女子短期大学, 一般教育, 助教授 (00219023)
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研究分担者 |
藤崎 宏子 聖心女子大学, 文学部, 助教授 (90145649)
磯田 朋子 活水女子短期大学, 生活学科, 助教授 (90193391)
長津 美代子 群馬大学, 教育学部, 助教授 (20192239)
清水 新二 国立精神神経センター 精神保健研究所, 精神保健計画部, 室長 (40113493)
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キーワード | 家族 / 家族変動 / 個別化 / 私事化 / ジェンダー / 情緒 |
研究概要 |
申請書に記した研究目的に立脚し、個別化・私事化状況を、世代間比較、階層間比較、地域間比較を主軸にして、今、家族にどのような変化が起こりつつあるのか、あるいはいないのかを、より具体的に、かつ今後の傾向をも明らかにする事を目的として検討してきた。 その結果、右記の枠組みを設定した。 また質問項目は、意識次元のみならず、行動次元をも析出する点に留意して、 1、情緒関連項目 2、個別化・共同化(2次元操作化) 3、夫婦・家族生活への評価 4、経済状況変化 5、家族境界意識にみる個別化・共同化関連項目を検討している。 仮説として、「個別化に関する選好が高ければ」、 1、個別化の実態もより高い。 2、個別化実態への評価(家族、夫婦関係満足感)高い。 3、情緒の重視 これらは「共同化に関する選考性が高い」時も同様であろう。「選好性と実態が食い違う場合」は、 1、個別化実態への評価は低く 2、個別と共同の統合化努力行動も少ない 3、情緒の重視が低い(?) 4、FSOCも低い 等が、挙げられる。(項目、仮説は検討中)。 なお、今年度末にプリテストを行うべく準備を整えていたが、その直前の阪神大震災のため、次年度へと繰り越さざるを得なくなった。また、本調査の対象地も変更せざるを得ないと考えている。
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