研究課題/領域番号 |
06301035
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
篠田 弘 名古屋大学, 教育学部, 教授 (10090169)
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研究分担者 |
高木 雅史 名古屋大学, 教育学部, 助手 (70242790)
吉川 卓治 神戸商科大学, 商経学部, 講師 (50230694)
井上 知則 朝日大学, 教職課程センター, 教授 (80176437)
志村 廣明 愛知県立芸術大学, 音楽学部, 助教授 (60141446)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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キーワード | 教科外教育 / 学校新聞 / 学校掲示 / 学校貯金 / 職業指導 / 少年赤十字 / 校外教授 / 教科教育 |
研究概要 |
本研究は、明治以降の近代日本の学校教育における教科外教育の領域において、(1)教科学習の外延としての教科外活動、(2)儀式・行事の諸活動、(3)学校・学級における児童・生徒の「自治」的活動、(4)児童・生徒への「生活・進路」指導的活動、(5)校外における教育活動などの実践を広く調査・検討し、それぞれの時代におけるそれらの教育的組織化の状況を総合的にとらえ、かつその推移を文部行政との関連において跡付けようとするものであった。 当該年度において、次のような資料収集作業を行った。 1 明治・大正・昭和期における教科外教育の実践に関する資料の収集 特に、愛知県下の学校の所蔵資料について調査・収集を行い、関係教育活動(運動会、学芸会、儀式、行事、自治会等)の資料を探索・複写した。 2 明治・大正・昭和期における個々の教科外活動の解説書・研究書の探索 国立国会図書館、公立図書館、国立大学教育学部(旧師範学校)の図書館等において関係図書を探索・収集した。 収集資料を各領域毎に整理し、それに基づいて、各共同研究者が調査報告を作成した。当初予定された領域すべてをカバーすることはできなかったが、教科外教育に関する個別問題について分析することができた。このことは今後の課題を明確化するうえでの重要な基礎作業となったといえる。今後は、個別事例の研究を積み重ねる一方で、教科外教育の全体像を明らかにしていく作業を進めることが必要である。このことの解明は他日に期したい。
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