研究課題/領域番号 |
06301038
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
寺崎 昌男 立教大学, 文学部, 教授 (20062573)
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研究分担者 |
竹中 暉雄 桃山学院大学, 文学部, 教授 (70064722)
西山 薫 清泉女学院短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (10237753)
菅原 亮芳 (財)日本私学教育研究所, 専任研究員
船寄 俊雄 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (40181432)
榑松 かほる 桜美林大学, 文学部, 教授 (90112656)
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キーワード | 検定試験 / 受験雑誌 / 独学 / 教育学説 / 受験勉強 / 教育科 / 中学校教員 / 教員資格 |
研究概要 |
1.前年度の作業に基づいて、高等学校教員・中等学校教員検定試験および無試験検定制度の史的展開過程並びに運用実態についての調査を行ない、データベース化を行なった。 2.昭和戦前期刊行の教育雑誌・検定試験受験専門雑誌等約150点を収集・複写し、それらより検定試験に関する論説・試験問題・受験者の手記を抽出し、当時の受験メディアの様態について検討を加えた。この結果、当時の検定試験「教育科」と、同時代的な教育学説の動向との間にはかなりの相関関係があることが判明した。 3.前年度に引き続き、「永福同学の会」の会員(および家族・遺族)に対しての聞き取り調査を続行し、約10名より当時の検定試験の実態(時間割・受験手続き・試験問題・口頭試問の方法など)についての情報を得た。 4.「教育科」および「教育の大意」の試験問題の分析を続け、これら検定試験が戦後においても数回行なわれているなどの新たな知見を得た。 5.検定受験者の受験動機・学習様式・合格後の教職への効用等について引き続きアンケート調査を行ない、結果の分析をもとに最終報告書をまとめる作業に着手した。 6.以上1〜5に関連して、文部省に対し出版物の刊行助成の申請を行なった。
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