• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

イギリス帝国主義と帝国意識に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06301044
研究機関東京大学

研究代表者

木畑 洋一  東京大学, 教養学部, 教授 (10012501)

研究分担者 竹内 幸雄  日本大学, 商学部, 教授 (50102455)
井野瀬 久美恵  甲南大学, 文学部, 助教授 (70203271)
平田 雅博  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (90181164)
浅田 実  創価大学, 文学部, 教授 (70109099)
川北 稔  大阪大学, 文学部, 教授 (70107118)
キーワードイギリス帝国 / 帝国主義 / 帝国意識 / イギリス史
研究概要

1 平成7年度は、研究分担者がそれぞれの受け持ちテーマについての個別研究を行う一方、以下の通り4回研究会を開催した。
平成7年5月12〜13日(研究分担者の竹内幸雄による報告など5本の報告と討論);平成7年9月23日(研究分担者の井野瀬久美恵、北川勝彦、旦祐介による報告と討論);平成7年12月9〜10日(フランスの帝国意識に関する杉本淑彦氏の著書をめぐる討論など);平成8年1月28日(研究分担者の浅田実による報告と討論)
2 これらの研究活動によって、17世紀以降の各時代におけるイギリスでの帝国意識の変化の様相が、その深さと広がりの変化を含めて浮き彫りにされるとともに、帝国内諸地域の側における帝国意識の構造(5月の研究会でのオーストラリアに関する岡本哲明氏の報告や、9月の研究会での南アフリカに関する北川・旦報告)も分析された。また、12月の研究会での杉本淑彦『文明の帝国』に即してのフランスの帝国意識の特色の総合的な検討は、「文明化の使命」論が強く打ち出されるフランスの場合と比較することによって、イギリスの帝国意識のあり方を相対比する上できわめて有益であった。
3 2年間にわたる総合研究の成果は、研究成果報告書としてまとめられたが、それを基礎として、1〜2年の内に、イギリス帝国主義と帝国意識に関する論文集を上梓する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 木畑洋一: "British and Japanese Colonial Rule in Comparison" 外国語科研究紀要英語教室論文集(東京大学教養学部). 42-3. 56-74 (1995)

  • [文献書誌] 佐々木雄太: "イギリスの戦争と戦争責任意識" 戦争責任研究. 7. 12-17 (1995)

  • [文献書誌] 井野瀬久美恵: "ヴィクトリア朝フィランソロビ-の陥弄" 英語青年. 141-6. 2-6 (1995)

  • [文献書誌] 平田雅博: "鉄道・運河・通信網の形成" 歴史学研究会編 講座世界史. 4. 219-236 (1995)

  • [文献書誌] 北川勝彦: "アフリカの政治と経済" 瀬川義博編 現代国際関係の構造. 217-236 (1995)

  • [文献書誌] 浅田 實: "18世紀イギリスの木綿需要" 創価大学人文論集. 7. 1-24 (1995)

  • [文献書誌] 川北 稔: "イギリス繁栄のあとさき" ダイヤモンド社, 221 (1995)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi