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1994 年度 実績報告書

オホーツク文化成立過程の研究--道北地方のフィールドワークに基づいて--

研究課題

研究課題/領域番号 06301046
研究機関筑波大学

研究代表者

前田 潮  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (40015897)

研究分担者 石田 肇  札幌医科大学, 医学部, 助教授 (70145225)
西本 豊弘  国立歴史民俗博物館, 研究部, 助教授 (70145580)
山浦 清  立教大学, 文学部, 教授 (50111589)
天野 哲也  北海道大学, 文学部, 助手 (90125279)
菊地 俊彦  北海道大学, 文学部, 教授 (70000619)
キーワード海獣狩猟 / 回転式銛頭 / 堅穴式住居 / 鈴谷式土器 / 十和田式土器 / 靺鞨文化 / 後北式土器 / 続縄文文化
研究概要

今年度は、オホーツク文化成立期と目される遺跡群のジェネラルサ-ヴェイを主体とする予備調査を実施した。それらは、次の通りである。
1、1994年8月 北海道日本海沿岸中部の浜益村〜増毛町にかけての遺跡群の内、岡島洞窟(浜益村)など当該期に関わる遺跡の実地踏査を北海道教育委員会作成の遺跡台帳に基づいて行なった。この地域の遺跡の状況については1970年代の分布調査以後把握されていなかったが、今回の踏査で遺跡および周辺の環境が著しく変化し、道路敷きや建築物の下に埋没したり、地形ごと変貌してしまったものが大多数を占めることが明らかになった。
2、1994年8月 利尻島沼浦B遺跡、種屯内遺跡、大磯A遺跡の実地踏査を行ない、遺跡の現状、オホーツク文化初期の遺物包含層の存在などの確認を行なった。結果としてこれらの遺跡の内、種屯内遺跡(利尻町)がこれらの中でもっとも良い状態で当該期の層を保存していることが明らかとなり、来年度の発掘調査の候補地として今後の計画に入られていくことした。
3、1994年10月 稚内市域の日本海沿岸で最近発見された遺跡群の踏査およびオホーツク文化に属すると推定されるクトネベツ川々口遺跡の堅穴群の測量調査を行ない、今後試掘を行ない所属時期の確認をする予定に入れた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 前田 潮: "いわゆる点在貝塚の性格について" 日本と世界の考古学(雄山閣). 74-79 (1994)

  • [文献書誌] 菊地俊彦・桑原真人・榎森 進: "地方史研究の現状 北海道(上)" 日本歴史. 1995-2. 34-51 (1995)

  • [文献書誌] 天野哲也: "オホーツク文化期北海道島にもたらされた帯飾板の背景" 北方史の新規座(雄山閣). 45-73 (1994)

  • [文献書誌] 山浦 清: "環オホーツク海文化構想" 月刊 文化財発掘情報. 1月号. 1 (1994)

  • [文献書誌] 西元豊広: "縄文人と弥生人の動物観" 国立歴史民族博物館研究報告. 61. 73-86 (1995)

  • [文献書誌] 石田 肇: "シベリアモンゴロイドの人類史" 先史モンゴロイドを探る(日本学術振興会). 26-38 (1994)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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