研究課題
前年度に引続き、研究代表者を中心に、古代・中世・近世の時代区分と絵巻・絵本・屏風絵・掛軸・版本といった絵画資料の形態とに対応した分担グループを組織し、徹底的に資料の実態、研究の状況、研究文献などの情報収集にあたった。研究材料・研究環境の整備を行った。収集した資料を解読、解析し、分野間の領域を超えて、国文学にとっての絵画資料がもつ意義について共同研究や討議を積み重ねた。版本の挿絵と絵巻や奈良絵本との相関、絵画自体の様式論、絵画が素材や題材とする国文学資料の実態などについて検討した。コンピューターによる画像処理方法・画像と解題研究を結合した目録化の方法につて、既存のソフトを応用して、かなりレベルの高いデータを完成することができた。上記を総合して、絵画資料と国文学との関わりについての、具体的成果として、次のものを出版準備中である。『チェスタービ-ティライブラリー所蔵絵巻絵本解題目録』 (The descriptive catalogue of Japanese illustated books in the CB Library)『チェスタービ-ティライブラリーギャラリート-クシリーズ』(Gallery talk series the CBL Japanese illustrated books)
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