研究課題/領域番号 |
06301054
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
金子 亨 千葉大学, 外国語センター, 教授 (20008949)
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研究分担者 |
一ノ瀬 恵 富山大学, 人文学部, 助教授 (90223106)
林 徹 東京外国語大学, アジアアフリカ言語文化研究所, 助教授 (20173015)
佐藤 知己 北海道大学, 文学部, 教授 (40231344)
中川 裕 千葉大学, 文学部, 助教授 (50172276)
荻原 眞子 千葉大学, 文学部, 教授 (00129074)
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キーワード | 言語文化データベース / ユーラシア先住民族 / 言語類型 |
研究概要 |
本研究は、北方ユーラシア地域の先住諸民族の言語分化(言語資料<音声資料を含む>、文献資料、口承文芸等)に関する基礎的な文献を整理・集約し、包括的なデータベースを作成することをめざすものであるが、平成7年度における基本計画は、(1)基礎的な言語文献資料を電算機データ化、(2)北方ユーラシア地域諸言語の言語資料を整理、(3)ユーラシア先住民族の基礎語彙の研究であった。このうち(1)については、研究分担者・共同研究者がアクセスできる電算機資料の集約を終えた。(2)は各研究分担者・共同研究者が整理中である。(3)ユーラシア諸民族の生活基礎語彙の民族的な特性を少なくともその部分構造に関して記述するという課題については、理論的な予備作業をすでに終え、記述フォーマットに基づいて作業中である。 今年度にはすべての研究分担者がユーラシア各地で調査研究を行ったので、各地の研究者との交流が進んだ。また京都大学を中心とする研究者集団、研究分担者荻原教授の行っている国際民族学研究の集団などとの全国的な研究交流のネットワークも形成され、本研究が当初から意図していた国際的かつ全国的な研究交流が次第に確立されてきている。 次年度は(1)文献資料、(2)生活基礎語彙資料、(3)類型研究等にかんする文書を刊行すること、及び国際的なユーラシア先住少数民族の言語文化研究ネットワークを形成することを目的として研究を続ける。
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