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1994 年度 実績報告書

民事判決原本の保存と利用の方法に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06301059
研究機関東北大学

研究代表者

河野 正憲  東北大学, 法学部, 教授 (00047739)

研究分担者 国井 和郎  大阪大学, 法学部, 教授 (70028017)
青山 善充  東京大学, 法学部, 教授 (70009801)
林屋 礼二  東北大学, 法学部, 名誉教授 (90004168)
瀬川 信久  北海道大学, 法学部, 教授 (10009847)
キーワード民事判決原本 / 日本近代法 / 外国法制 / プライバシー
研究概要

廃棄されることになっていた民事判決原本は、最高裁の理解を得て、研究資料としてとりあえず一時的に、各高等裁判所に近接する10国立大学で分散保存することとなり、現在その移管作業が進行中である。これに対応して、我々は、この民事判決原本を大学で保存し研究資料として利用するうえで不可欠な事項について、総合的な見地から研究するために、他分野の研究者の意見を聴取するためのシンポジウムを、大阪(平成6年9月17日)と東京(平成6年12月3日)で開催するとともに、個別問題について掘り下げた研究を効率的に行うために研究グループを設置し、精力的に研究を進めた。
まず、この2度にわたるシンポジウムでは、主として歴史学を専攻する研究者との間で、民事判決原本の保存のもつ意味や、これまでの研究の体験、今後の研究のための保存の在り方について率直な意見を交わすことができた。
次に、個別問題に関する研究グループとしては、本研究の分担者が中核となって、(1)判決原本の保存をどのような方法でするかについて古文書の保存の専門家をも交えて研究を行う「保存対策分科会」、(2)判決原本を利用した研究に際して問題になり得る裁判当事者のプライバシーの保護をどのようにすべきかを考える「プライバシー分科会」、(3)裁判所から移管された判決原本の保存管理と今後の学術研究の為に判決原本をデータベース化することの可能性とその方策を探る「データベース分科会」、(4)民事判決原本が諸外国でどのように保存され、利用されているのか、特にその場合どのようなことが問題にされているのかを主要国について探る「外国法制分科会」、及び、(5)今後この民事判決原本はどのような機関によってどのような組織の下で保存され利用されるべきかを探る「恒久計画策定分科会」に分かれて研究を進めた。それぞれの成果は、雑誌等で近く公表の予定。

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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