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1995 年度 実績報告書

わが国におけるフードシステムの構造変化と農業に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06301082
研究機関日本大学

研究代表者

高橋 正郎  日本大学, 農獣医学部, 教授 (20171522)

研究分担者 清野 誠喜  日本大学, 農獣医学部, 助手 (90225095)
田村 馨  福岡大学, 商学部, 助教授 (20258510)
新山 陽子  京都大学, 農学部, 講師 (10172610)
生源寺 真一  東京大学, 農学部, 助教授 (40196580)
土井 時久  北海道大学, 農学部, 教授 (60137388)
キーワードフードシステム / フードチェーン / 食品産業 / アグリビジネス / 農業
研究概要

この研究の目的は2つある。1つは、食料・食品について、川上の農水産業から、川中の食料製造業、食品卸売業、川下の食品小売業、外食産業を通じて国民の食品消費に至る全体を「フードシステム」として捉え、それを構成する各経済主体間の相互関係を動態的に把握することから、「食」=「農」+「食品産業」というフレームでわが国の食料問題を解析する研究方法を開発することである。2つは、そのフードシステムの中で、食料消費、ならびに食品製造業、食品流通業、外食産業といった食品産業の担い手がダイナミックな変化を自ら創出してきているのに対し、その構成要素の1つであるわが国農業は、その変化に対応しきれず、みづから市場を狭めている実態を明らかにし、もって、今後のわが国農業、ならびに食品産業の在り方に対し提言することである。
共同研究第2年目の本年度は、とくに第1の課題、ならびに、そのフードシステムの構造変動の要因を明らかにすることで、前者については、「農業経済学からフードシステム学へ」「食品経済学/最近の発展」等にまとめられ、後者については「フードシステム研究会」シンポジュウムでの報告や論議等に反映させている。フードシステムの構造変動の要因は、消費者ニーズの変化、食品産業の企業行動、生産流通における技術革新、それに規制緩和などの制度改革という4つに分けられるが、それぞれの要因による具体的な変化を実証的に分析した。その成果は「フードシステムの構造変動と企業行動」などにまとめられている。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高橋 正郎: "食品経済学からフードシステム学へ" フードシステム「リフ」. 26. 4-9 (1995)

  • [文献書誌] 田村 馨: "グローバル時代の市場戦略イノベーション" 福岡大学商学論議. 40-1. 75-95 (1995)

  • [文献書誌] 田村 馨: "食料小売市場にみる食料消費行動の変化" 食料白書1996年版. 83-100 (1995)

  • [文献書誌] 清野 誠喜: "イギリスにおける食品産業の広告宣伝" フードシステム研究. 2. 17-29 (1995)

  • [文献書誌] 清野 誠喜: "イギリスにおける食品産業研究の紹介-動向と背景を中心に-" 食品経済研究. 24(印刷中). (1996)

  • [文献書誌] 中島 正道: "フードシステムの構造変動と企業行動" フードシステム研究. 3(印刷中). (1996)

  • [文献書誌] 高橋 正郎: "フードシステムの時代『食料・栄養・健康』所収" 医歯薬出版株式会社, 175(84-90) (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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