研究課題/領域番号 |
06301095
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
金田 道和 山口大学, 教育学部, 教授 (50036365)
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研究分担者 |
松浦 伸和 安田女子大学, 文学部, 講師 (30229413)
築道 和明 島根大学, 教育学部, 助教授 (30188510)
高塚 成信 岡山大学, 教育学部, 助教授 (70132652)
三浦 省五 広島大学, 教育学部, 助教授 (40033576)
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キーワード | 授業分析 / IA / 英語教育 |
研究概要 |
英語授業のIA用ツールを開発した。以下にその特徴をあげる。(1)コンピュータと8ミリビデオ映像を連動させる方式を採用したことにより、授業中の教授・学習行為の全てにわたってコード化することに成功した。すなわち、授業中の行為全てをビデオ画面を再生しながら固定する信号をビデオ・テープ上に載せることにより、授業行為をそれぞれ独立して取り出すことができ、さらに同一行為をすべて検索することが可能になった。(2)複数の教授者、及び発話者の同定に対応できるコード化の方法を取り入れた。このことによりAETとの協同授業の分析や発話行為への参加のあり方についての分析が可能となる。(3)教授・学習行為のモード毎のコード化できる方法を取り入れた。語学の学習には「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つのモードがあるがこれを明確にして教授・学習行為を捕捉できるようにした。(4)外国語の教室における教授・学習行為には、クラス全体で進行するものから、グループ、ペア-、個人に至る多様な学習集団の大きさがあるが、これを明確に捕捉できる方法を取り入れた。(5)学習・発話行為を引き起こすイニシエータとしての刺激、並びに学習・発話行為を続けさせる促進剤としての刺激は、教授者の発話に留まらず、テープの音声、ビデオ映像、その他の視覚教材があるが、これらを明確に捕捉する方法を取り入れた。 以上を総合して一つのパソコン用ソフトとして開発できたことで、英語の授業を多角的に記録し分析する資料を得ることができるようになった。引続き、平成7年度はこのツールを使用してまとまった数の授業資料を記録・分析し、ツールとしての信頼性、妥当性の検討を行いつつ、複数入力の方法及びコード化した資料のデータベース化の方法を開発して行く。
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