研究分担者 |
加納 千恵子 筑波大学, 文芸言語学系, 助教授 (90204594)
藤田 正春 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10165392)
坂谷内 勝 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 研究員 (70187053)
吉岡 亮衛 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 主任官 (40200951)
小松 幸廣 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 室長 (50241229)
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研究概要 |
本年度はこれまでに構築したデータベースのマルチメディア化及びCD-ROM化を目標に,各データベースの整備を中心に研究を進めた。とくに現場の教師からの要望の強い画像や音声を含めたデータベース,すなわちマルチメディアに対応できるように整備を行った。具体的には, (1)テキストデータベースについて,振り仮名ふり,分かち書き処理→分かち書きについては確固たるルールがないため,ある辞書を基準にし,その辞書に基づいた分かち書きを行った。 (2)基本辞書の見出し語ごとにイラストを作成し,画像データとしてデータベースへの追加→約3,000語の見出し語に対し,それぞれの語の使用される場面を想定したイラストを作成した。 (3)基本辞書の見出し語の読みの音声化→約3,000語の見出し語に対し、それぞれの語の読みをプロのアナウンサーに読んでもらい,これをデータベース化した。 (4)データベースの標準形式の検討と標準形式への変換→これまでデータベースの形式が不統一なものについて,標準形式(本プロジェクトで定めた形式)に変換した。 等を行い,これらの設備の後,著作権がクリアされているデータベースすべてのCD-ROM化を行った。 また,1995年9月4〜6日にイタリア国パビア市のパビア大学において開催された「コンピュータ支援本語教育に関する第1回国際会議(The First International Conference on “Computer Assisted System for Teach-ing and Learning Japanese)において、本プロジェクトで開発されたデータベースやソフトウェア,及びこれらのデータベースを利用した教育用プログラム等について発表を行った。ここでは,これまでの研究成果に対する現場教師側からの評価がなされ,今後の研究に多大の示唆を得ることができた。
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