研究課題/領域番号 |
06302020
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
三田 一郎 名古屋大学, 大学院理学研究科, 教授 (60242806)
|
研究分担者 |
両角 卓也 広島大学, 理学部, 助手 (20253049)
栗本 猛 富山大学, 理学部, 助教授 (10195563)
坂井 典佑 東京工業大学, 理学部, 教授 (80108448)
北澤 敬章 東京都立大学, 理学部, 助手 (20271158)
日笠 健一 東北大学, 大学院理学研究科, 助教授 (20208739)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
キーワード | 素粒子論 / 標準模型 / CP対称性 / クォーク / カイラル対称性 / ニュートリノ / Bファクトリー / Mass matrix |
研究概要 |
本研究班は標準模型外の物理を実験から見つけ出す為の理論的研究を行なった。新しい物理を探すには標準模型では理解出来ない下記のような現象を徹底的に調べる事が大事である。1。CP非対称性の起源 2。クォーク質量の起源 3。カイラル対称性の自発的破れ 4。神岡での物理 これらの項目について研究を行った。 CP非対称性の起源については、現在KEK及びSLACでBファクトリーを建設中で両研究所はトップレベルの物理及び技術で競争している。我が国の高エネルギー実験物理学の将来計画である以上、是非KEKでSLAC以上の成功を求めたい。この様な大実験計画を成功させるため、理論的研究も現実的な側面にフォーカスさし、今までと違った理論・実験合同研究を始めた。 平成7年度は夏休みを利用してAspenタイプのワークショップを企画した。御岳名古屋市民休暇村で3週間に渡り以下の4課題で開催した。1)対称性の自発的破れ 2)大統一理論 3)標準模型と標準外の模型 4)Bの物理。 京都の国際会議の直後に企画したので、大勢の外国人参加者・若手も含んだ、活発な議論がなされた。出席者からは、大変積極的に評価していただいた。ただ講義を聞くだけでなく講師・研究者の議論をエンカレジした。おかげで幾つかの新しい研究及び共同研究が発足した。この2年間を振り替えると 項目1。CP非対称性の起源のなかで、観測可能な物理量についての理論的研究にも進歩があった。 項目2。クォーク質量の起源につき新しい進展があった。
|