研究課題/領域番号 |
06302025
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安藤 雅孝 京都大学, 防災研究所, 教授 (80027292)
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研究分担者 |
清水 洋 九州大学, 理学部, 助手 (50178985)
須田 直樹 名古屋大学, 理学部, 助手 (10222069)
深尾 良夫 東京大学, 地震研究所, 所長 (10022708)
長谷川 昭 東北大学, 理学部, 教授 (40004460)
佐藤 魂夫 弘前大学, 理学部, 助教授 (40111223)
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キーワード | J-array / 地震観測網 / アレイ地震観測 / 地球中心核 / マントル微細構造 / 波形集 / 新J-array / 不連続面 |
研究概要 |
J-arrayは地球に向けられた大望遠鏡であると言われている。北海道から沖縄までの微小地震観測網のデータを基に、地球内部の微細構造を核から地殻まで新たな目で見直す新しい試みである。数年におよぶ計画は、今回の総合研究(A)をもって一応発展的に解消されることとなった。以下はこの間の成果のまとめである。 前年度の成果としての地震波形集(編集:森田祐一)500部を印刷し、関係機関と日本・世界の希望する研究者へ配布した。この際、配付先の制限はしなかった。今年度は、波形CD-ROM(編集:平原和朗)を200部焼付けた。上記地震の波形はSacfileの形に変換したものがCD-ROMに焼付けらた。ただし、データの取り扱いは波形集と同じとした。CD-ROM焼付料は、枚数が増すほど一枚あたりの費用がは安くなるので、200組作成した。上記の波形集とCD-ROMが研究・教育用に利用されるために、外国の研究者も含めて活用して貰うこととなった。ただしこれらのデータを使用し公表する際にはJ-arrayデータであることを明記する事と決定した。当研究の経費はデータの編集とCD-ROMの作成と、データセンターでのデータ利用のための旅費に使用された。 J-array計画を発展的に解消し、来年度より新J-array計画に引き継がれる。運営は共同利用研(地震研究所)が当たる。J-arrayによるデータの収録は本年度で終了するが、「新J-array」計画ではさらに内容も一新した計画を立案中である。「J-array」は地震予知計画の波及効果の一つとして大きくて評価されており、計画の更なる発展が望まれている。
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