研究課題/領域番号 |
06302042
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 陽一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00013110)
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研究分担者 |
荒川 泰彦 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30134638)
菊池 和朗 東京大学, 工学部, 教授 (50134458)
佐々木 豊 茨城大学, 工学部, 教授 (90225897)
川上 彰二郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (10006223)
小柴 正則 北海道大学, 工学部, 教授 (40101521)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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キーワード | 超高速光通信システム / 光ファイバネットワーク / 波長分割多重 / ソリトン伝送システム / ペアド伝送 / 位相共役ソリトン伝送システム / レーザ技術 / 光波の流れ制御デバイス |
研究概要 |
近年、光ファイバ通信技術は目覚ましい進歩を遂げている。通信伝送系が全て光化されることが提案され、さらに、将来、地球規模での巨大な光ファイバネットワークが構築されることが期待される。このような巨大ネットワーク構築を目的として、光通信システムにおける超高速化限界の追求、波長分割多重光通信システムにおける大容量化限界の追求を行い、さらに光ネットワーク技術の研究を行った。 この目的のために、光デバイスおよび光システムの専門家が緊密な研究組織を編成し、下記の3項目について重点的に研究を行った。 (1)超高速光通信システム: ソリトン伝送システムの伝送容量の現限界を明らかにするため、半導体レーザを用いたパルス発生技術、周波数多重/時間多重ソリトン伝送技術、非線形光情報処理技術について研究を行った。結合ソリトン、多重ソリトンなどのいろいろなソリトン伝送システムを見いだし、解析を行った。このような伝送システムの安定性についても、詳細な検討を行い、ペアド伝送によるジッタ安定化、位相共役ソリトン伝送システムによるSSFSの抑圧効果などを見いだした。 (2)波長分割多重コヒーレント光通信システム: レーザ技術および伝送技術両面を考慮して、波長多重度の設計を行うことにより、伝送容量の限界を明らかにした。 (3)光ネットワーク技術: 波長分割多重技術、光波の流れ制御デバイスを用いた高機能光ネットワークの提案・解析を行った。 次世代光通信システム研究についての研究討論会を開催し、研究成果をまとめた報告書を刊行した。
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