研究課題/領域番号 |
06302061
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
難波 昌伸 九州大学, 工学部, 教授 (50037735)
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研究分担者 |
山崎 伸彦 九州大学, 工学部, 助教授 (70166635)
長島 利夫 東京大学, 工学部, 教授 (70114593)
塩谷 義 東京大学, 工学部, 教授 (30013733)
竹野 忠夫 名古屋大学, 工学部, 教授 (90013672)
梶 昭次郎 東京大学, 工学部, 教授 (80013704)
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キーワード | 航空宇宙推進 / 極超音速推進 / 超音速推進 / 超音速通過流ファン / 超音速燃焼 / 超音速混合 / 乱流拡散火炎 / 高速破壊 |
研究概要 |
新しい概念の超音速推進システム要素として位置づけられる超音速通過流ファンに関しては、翼列の空力特性を予測する3次元理論計算コードを開発し、ファンエンジンの設計点及び設計点外性能予測、さらにフラッター限界予測を可能にした。また、始動過程のNSコード解析による始動時の衝撃波挙動を調べ、上流喉面積の変化と衝撃波吸い込みの関係を明らかにした。また、始動過程の翼列実験設備を製作し計測を開始した。 スクラムジェットエンジンなどに関連する高速気流燃焼の問題では、比較的高い熱効率の燃焼促進プラズマト-チの作成に成功し、プラズマ生成効率および化学活性基の生成を確認した。また、ステップ壁の燃焼器モデルの超音速燃焼流の実験を行い、燃焼によって生ずる衝撃波と燃焼場との強い相関を見いだした。 超音速推進エンジンの排気公害問題に関連して、乱流拡散火炎からの窒素酸化物予測の数値計算モデルを開発した。 燃焼促進や騒音低減に関連する気流混合問題では、壁面円孔からの横断吹き出しモデルのシュリーレン撮影計測装置を完成し、予備実験を終えた。ローブドプレートによる縦渦型混合に関しては、実験モデルを製作し、混合濃度場計測の前段階として、3次元速度場及び過度場の計測を実施した。また、化学反応を含む数値解析コードを開発中である。 構造材料の高速破壊問題に関しては、セラミックス皮膜の熱応力による破壊の防止の基礎解析を行った。
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