研究課題/領域番号 |
06302068
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西山 孝 京都大学, 工学部, 教授 (70026227)
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研究分担者 |
伊藤 俊秀 関西大学, 総合情報学部, 講師 (30213060)
関本 善則 岩手大学, 工学部, 教授 (70003837)
山田 優 大阪市立大学, 工学部, 教授 (10047293)
岡村 宏 熊本大学, 工学部, 教授 (40040373)
岩崎 孝 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50063417)
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キーワード | 砕石 / 跡地 / 緑化 / 将来計画 / 景観シミュレーション / コンピュータグラフィックス / 環境保護 |
研究概要 |
平成7年度では、砕石跡地の緑化と景観シミュレーションに関して以下のようなことを行った。 1.平成6年度に引き続き、砕石業に関する種々のデータ(採掘計画、採掘量、出鉱量、運搬、緑化など)を収集した。収集したデータを有機的に結合させるために、パーソナルコンピュータを用いてデータを整理・分類した。 2.砕石場の景観をコンピュータグラフィックスでシミュレーションする手法について、さらに検討を加えた。なかでも、実写を利用したシミュレーションとして、モンタージュとテクスチャマッピングの手法についてとくに詳細な検討を行った。 3.平成6年度に作成したコンピュータグラフィクスによる景観画像作成部分のアルゴリズムとプログラムをさらに発展させた。具体的には、地形データの表現方法として、ワイヤーフレーム法に加えて、ポリゴン法についても検討した。また、一部のプログラムについては、近年グラッフィクス性能が飛躍的に向上してきたパーソナルコンピュータ上で作動するものを作成した。 4.コンピュータグラッフィクスにより作成された景観画像を利用して、SD法(意味微分法)による露天採掘跡地の景観評価を試みた。とくに、カラーとモノクロの変化刺激による評価結果を詳細に比較検討し、カラーの方がモノクロより評価結果が厳しくなることを半定量的に明らかにした。 5.研究代表者ならびに研究分担者の成果ならびに、本研究期間中に開催したシンポジウムのなかから、砕石場の景観問題と緑化に密接に関連した研究を加え、研究成果報告書をまとめた。 上記の成果の一部については、資源と素材、110巻(1994年)、111巻(1995年)および情報地質、6巻(1995年)に公表している。
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