研究分担者 |
富樫 頴 大阪市立大学, 生活科学部, 教授 (10047251)
武内 和彦 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (90112474)
千賀 裕太郎 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90142231)
糸長 浩司 日本大学, 農獣医学部, 助教授 (10184706)
相川 哲夫 茨城大学, 農学部, 教授 (00007668)
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研究概要 |
平成7年度は最終年度として,環境・資源構造研究班(緑地生態系,水界生態系,アメニティー等の土地利用の生態的基盤構造の体系的解明,土地利用秩序形成の基底的要因となるべき論理の追求),社会・経済研究班(農村を含む広域の社会・経済的地域構造が土地利用秩序に与える影響についての解明,土地利用秩序を形成する社会・経済的要因の追求),施設構造研究班(農業を中心とした生産施設及び共同・公共生活施設等の配置が,土地利用構造に与える影響についての解明,土地利用秩序を形成する施設構造的要因の整理),空間・土地利用構造班(農地・非農地を含む農村空間・土地利用の総合的な構造の解明,土地利用秩序形成の総合的要因の整理)及び法制度研究班(土地利用を規定する法制度とその規定の強度の解明,土地利用秩序形成にとって不十分な点とあるべき方向についての究明)の各班による研究を進めるとともに,各研究の総合化を行った。こうした研究成果を,“21世紀の国土と農村"(第1部)及び“土地利用計画論"(第2部)に分けて体系的に集約した。第1部では,環境・資源,社会・経済,施設・基盤及び農村空間という農村の構成要素別にこれからの農村のあり方を論じた上で,農村空間の再構築について具体的事例を通じて論じた。第2部では,近々訪れる地球環境時代の農村発展の課題をふまえて,農村土地利用秩序構造に即した土地利用計画論の体系的アプローチを追求した。まず,現行の制度における国土利用計画体系を個別に検討した上で,地球環境時代の土地利用計画体系のあり方を提言し,それに基づく具体的方策に立ち入って論じたものである。 以上のように,本研究は,農村土地利用構造を基礎から解明し,その秩序化の方向を総合的に明示したものである。
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