研究概要 |
・在宅福祉のための住居改善支援のシステム化に向けて先駆的取り組みを行っている自治体や団体に対して,ヒアリングを行い,現状と問題点を明らかにした。 ・在宅福祉のための住居改善は,住宅改造,住み方の改善,福祉機器利用の三つ,および在宅福祉サービスを統合した場合の効果について調査検討した。 ・心身機能・精神・生活の質の向上などに関して,住居改善はどの程度の効果があるのか。また,住居改善の社会的経済的効果はどれくらいかについて調査し,大きな効果があることを確認した。 ・住居改善に関する経済的支援について調査し,その現状と問題点を明らかにした。 ・住居改善の社会的経済的効果について予備的ヒアリングを実施した。 ・住居改善事例についてケーススタディを行い,以下の課題について検討した。 ・当事者の自立の向上・介護負担の軽減,精神的効果,家族関係の変化などを含む生活の質の向上など,住居改善の効果に関する多面的検討。 ・住居改善の過程における福祉・保健・医療・建築の連携の状況およびその中で各分野の関係者が果たした役割の検討。 ・福祉・医療・保健と建築が連携した総合的住居改善支援システムの構築について調査し,その中で,各分野の専門家の果たすべき役割について検討した。 ・福祉先進国における住居改善のための社会的システムについて,情報を収集し,わが国が学ぶべき点を一部整理した。
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