研究課題/領域番号 |
06302080
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤本 孝 京都大学, 工学部, 教授 (90026203)
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研究分担者 |
山下 広順 名古屋大学, 理学部, 教授 (80022622)
居田 克巳 核融合科学研究所, 助教授 (00184599)
加藤 隆子 核融合科学研究所, 助教授 (20115546)
藤間 一美 山梨大学, 工学部, 助教授 (90209081)
加藤 義章 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30093397)
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キーワード | プラズマ / 分光 / 偏光 / アラインメント |
研究概要 |
方解石板を分光器入口スリット直後に置いて、入射光を2つの直線偏光成分に分けて観測する装置が試作され、トカマク・プラズマの分光研究に用いられ始めた。レーザー生成プラズマによるネオン様ゲルマニウムX線レーザー出力光の偏光度が測定され、20-50%偏光していることが見出だされた。その原因は、レーザー遷移下準位と基底状態間遷移の輻射捕獲の非等方性によるものとされた。ホローカソード放電のシース部の電場とそこにおける準安定状態原子の密度が、遷移の偏光特性を利用したレーザー誘起蛍光分光法によって決定された。多層薄膜によるX線の偏光回折格子が試作された。コロナグルフや「ようこう」による太陽コロナの観測が行なわれた。その結果が、衝突輻射モデルによる計算と比較された。 水素中性ビーム入射によるプラズマ診断(MSE)の関連して、電場、磁場中での水素原子励起の計算が着手され、予備的な結果が得られた。MSE実験のビーム形状、幾何学的配置の観測スペクトルに及ぼす効果が詳細に見積もられた。軸対称系の非等方性をもつプラズマを取り扱うために、アラインメント衝突輻射モデルが完成された。
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