研究課題/領域番号 |
06303008
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
豊倉 賢 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063557)
|
研究分担者 |
松岡 正邦 東京農工大学, 工学部, 教授 (40016671)
久保田 徳昭 岩手大学, 工学部, 教授 (90003863)
加藤 尚武 工学院大学, 工学部, 教授 (10010969)
北村 光孝 広島大学, 工学部, 講師 (60127644)
大嶋 寛 大阪市立大学, 工学部, 助教授 (20112526)
|
キーワード | 晶析装置・操作 / 結晶生成 / 均一微粒子 / 晶析 / 結晶多形 / 省資源 / 省エネルギー / 環境技術 |
研究概要 |
“資源・エネルギー環境技術としての新結晶物質の生成と装置・操作の設計に関する研究"の研究活動を行うに当たり、アンケート調査を行い、この結果に基づいて活動方針を決定した。即ちアンケートの内容は研究会の活動に対する代表者の提案“調査研究の方向として21世紀の化学工業に貢献する晶析技術とは何か?そこで必要とされる晶析研究テーマは何か?これらの技術・研究の現状と課題は何か?"と、これに対する回答であった。それを受けてメンバーをAグループ“新しい結晶生成法に関する研究"、Bグループ“均一粒径機能微結晶に関する研究"、Cグループ“結晶多形と新しい機能性物質の生成に関する研究"、Dグループ“装置・操作のための晶析現象とプロセス設計に関する研究(D1:装置・操作の設計のための晶析現象とプロセス設計、D2:晶析装置の設計の基礎、D3:晶析プロセスの運転及び制御)"の4つのグループと、Dについては3つのサブグループに分けて活動した。 これらの成果を総括すると、装置内における工業晶析操作に関する研究には新しい多くの課題があり、それらを解決することによって新しい省エネルギー・省資源化学工業プロセスの開発が可能になると考えられる。しかもそこで生産される結晶はより高い純度の高機能物質であることも期待される。またこのようなプロセスで適用される晶析装置・操作の最適設計手法もかなり確立されてきており、近未来において晶析プロセスを包含する化学工業の飛躍的な進歩が期待される。この成果は単に化学工業のみでなく、医薬品・食品工業など広い分野に波及すると考えられる。特に環境対策技術への効果ははかり知ることができない。
|