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1995 年度 実績報告書

植物細胞における細胞骨格の構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 06304004
研究機関姫路工業大学

研究代表者

新免 輝男  姫路工業大学, 理学部, 教授 (80114510)

研究分担者 水野 孝一  大阪大学, 理学部, 助教授 (40110845)
菊山 宗弘  放送大学, 生物, 助教授 (90131010)
門田 明雄  東京都立大学, 理学部, 助教授 (60152758)
小浜 一弘  群馬大学, 医学部, 教授 (30101116)
神谷 律  東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (10124314)
キーワード細胞骨格 / アクチン / ミオシン / 微小管 / カルシウム / 原形質流動 / 形態形成 / 細胞分裂
研究概要

多くの成果が得られたが、その一部を研究グループごとに個条書にまとめる。
細胞周期と細胞骨格:細胞膜から精製したチューブリンを含む要素はセルロースを合成する機能を持つことが明らかとなった(水野)。細胞周期に伴うキネシン様タンパク質の動態を解析した(馳澤)。前期前微小管束の構築の制御に関する解析を行った(峰雪)。細胞の成長と細胞骨格:表層微小管の配向制御には細胞壁と細胞膜が重要な役割を果たしていることを明らかにした(水田)。核の位置制御における細胞骨格の役割を解析した(門田)。
原形質流動:花粉管からミオシンを精製し、その特性を解析した(横田)。車軸藻における細胞内遊離カルシウムと原形質流動制御に関する解析を行った(新免・菊山)。セキショウモにおけるアクチンフィラメントの配列の制御には細胞壁が重要な役割を果していることを明らかにした(高木)。真正粘菌変形体からATPによってその活性が制御されるアクチン結合タンパク質を精製することに成功した(小浜)。変形体の周期的な運動の制御基盤となっていると考えられるカルシウム濃度の変動を可視化することに成功した(石上)。
鞭毛・繊毛運動:クラミドモナス鞭毛の外腕の構造にはこれまで知られていなかった第3の因子が必要であることを明らかにした(神谷)。ミドリムシの走光性が倍地のアンモウニウムイオンによって制御を受けていることを明らかにした(渡辺)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Shimmen T.,Kikuyama M.,Tazawa M.: "Studies of cessation of cytoplasmic streaming under K-induced depolarization in Nitella axilliformis" J.Plant Res.108. 457-462 (1995)

  • [文献書誌] Kamiya R.: "Exploring the function of inner and outer dynein arms with Chlomydomonas mutants." Cell Motil.Cytoskeleton. 32. 98-102 (1995)

  • [文献書誌] Kadota A.,Wada M.: "Cytoskeletel aspects of nuclear migration during tip-growth in the fern Adiantum protonemal cell" Protoplasma. 188. 170-179 (1995)

  • [文献書誌] Kikuyama M.,Shimada K.,Katoh K.,Tazawa M.: "In vitro demonstration of hydration-induced calcium release in Nitella flexilis." Proc.Japan Acad Ser.B.71. 179-182 (1995)

  • [文献書誌] Mizuno K.: "A Cytoskeletal 50 kDa protein in higher plants that forms intermediate-sized filaments and stabilizes microtubules." Protoplasma. 186. 99-112 (1995)

  • [文献書誌] Mizuta S.,Kaneko M.,Tsurumi S.: "Assembly of cortical microtubules during cold treatment of the coenocytic green alga,chaetomorpha moniligera." Planta. 196. 190-192 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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