研究課題/領域番号 |
06304016
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
塚本 良則 東京農工大学, 農学部, 教授 (60014924)
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研究分担者 |
窪田 順平 東京農工大学, 農学部, 助手 (90195503)
鈴木 雅一 東京大学, 農学部, 助教授 (10144346)
安成 哲三 筑波大学, 地球科学系, 教授 (80115956)
中尾 正義 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (90142695)
末田 達彦 名古屋大学, 農学部, 助教授 (90109314)
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キーワード | 地球温暖化 / 森林 / 水資源 / 土砂災害 / 降水量 / 気候復元 |
研究概要 |
地球温暖化が日本の山地における森林、水資源、土砂災害にどのような変化をもたらすかを研究の目的として、まず過去の気候変動の復元を行い、これをもとに将来おこると予測される気温、降水量の変化を予測・検討した。さらにこの結果を元にそれが森林や水資源、土砂災害にどのような影響を与えるかを検討した。昨年度に引き続いて、各グループ毎に下記のような事項につき検討した。 1.過去の地球規模の気候変動の研究:地球温暖化にともなって起きる現象の予測の基本として、気候復元の方法、その相互関連、資料収集を行った。 2.地球温暖化が気温、降水量に与える影響:地球温暖化による気温・降水量の変化のシナリオを作成するため、大気第循環モデルの結果などの資料を収集・解析した。 3.地球温暖化が日本森林分布に与える影響:上記シナリオを元に、森林分布に与える影響を検討した。 4.地球温暖化が日本の水資源に与える影響:上記シナリオを元に、気温。降水量変化にともなう河川流量の変化、蒸発散量の変化の予測を行うためのシミュレーションモデルの検討を行った。 5.地球温暖化が日本の土砂災害に与える影響:温暖化にともなう降水量変化のうち、特に土砂災害に大きく影響する極値の予測に関して検討を行い、土砂生産量変化のモデルを検討した。 最後に、以上を総合してとりまとめを行った。
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