研究課題/領域番号 |
06304018
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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研究分担者 |
内藤 靖彦 国立, 極地研究所, 教授 (06304018)
大谷 清隆 北海道大学, 水産学部, 教授 (40001606)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
青木 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40114350)
川口 弘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40013586)
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キーワード | GLOBEC / 地球環境変化 / 海洋生態系変動 |
研究概要 |
まず、7月25日に初年度の計画打合せ会を東京水産大学で開き、従来の研究のレビューと本総研(A)での研究のネライを紹介しあい、議論した。また、12月5日には、東京大学海洋研究所においてシンポジウムを兼ねた研究中間報告会を開催した。その内容は、月刊海洋に特集を組む形で編集中である。本年度の主な研究成果を挙げれば、以下のようである。 杉本は、北太平洋の本州南方海域で気象庁の凌風丸、亜寒帯水域で北大水産学部のおしょろ丸が過去20年以上にわたって採集してきた動植物プランクトンのバイオマス・データを海域別に解析し、気象および海洋環境の10年スケールの変動と良い対応性のあることを見い出した。又、川口は、本州南方の黒潮周辺域で水産庁の蒼洋丸で採集された生物標本の中からハダカイワシ類を抜き出して、解析し、その個体群変動には、気象海況の長期変動特性と関連し、さらにマイワシなどの卓越級年等とも良い関連性のあることが見い出されている。他の班についても、興味深い結果が出始めている。
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