研究課題/領域番号 |
06304050
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 総合 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
野澤 義則 岐阜大学, 医学部, 教授 (10021362)
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研究分担者 |
清水 孝雄 東京大学, 医学部, 教授 (80127092)
池沢 宏郎 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (40080163)
井上 圭三 東京大学, 薬学部, 教授 (30072937)
加納 英雄 札幌医科大学, 教授 (70045475)
西島 正弘 国立予防衛生研究所, 細胞化学部, 部長 (60072956)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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キーワード | ホスホリパーゼA2, C, D / 機能性リン脂質 / 脂質受容体 / PAFアセチルヒドロラーゼ / GPIアンカー / ホスファチジン酸ホスファターゼ / PIP2結合蛋白質 |
研究概要 |
(1) PLDがPKC-αやRhoAにより相乗的に活性化されること、ARF依存症PLDアイソザイム(PLD1a, 1b, 2)の変化と増殖・分化との関連性を示した(野澤):(2)モルモット血漿PAF-アセチルハイドロラーゼをクローニングした(野島):(3)アルカリ性ホスファターゼのGPIアンカーの役割を示し、CD14を介するLPS刺激伝達にPLDの関与を示した(西島):(4)ラット再生肝の核特異的なPLCδ4とAsh/Grb2の下流分子のPIP_2phosphataseをクローニングし、性状と機能を示した(竹縄):(5) DGKのδ-isozymeとホスファチジン酸ホスファターゼ(PAP) 2a, bをクローン化した。PAP2aがwunenとホモログであり、PAP2bがDri遺伝子と同一であることを示した(加納):(6)PAとCa^<2+>の相互作用におけるpH依存的な構造転移を示し、エンドサイトーシスにおけるPSとラットサイトソルの関与を示唆した(大木):(7)PAFアセチルハイドロラーゼのI型は触媒サブユニット(α1, α2)とβサブユニット(Miller-Dieker症候群の原因遺伝子LIS-1産物)からなり、X線構造解析より三量体G蛋白との類似性を示した(井上):(8)アミノペプチターゼNのN末端及び内部アミノ酸配列を決定した。古細菌SulfolobusにGPIアンカー蛋白質の存在を示した(池沢):(9)ラット近位回腸ホスホリパーゼB/リパーゼのcDNAを単離し、酵素活性中心を特定し,Ser-エステラーゼであることを示した(岡本):(10)核DNAプライマーゼのスフィンゴシンによる阻害の構造特異性を示した。ラット覆水肝ガン核のPLA2を精製し、II型で核に特異的であることを示した(小泉):(11)PAFやプロスタグランディンによるMAPキナーゼの活性化におけるwortmannin感受性の機構を示した。PAF受容体遺伝子のスプライシング発現とプロモーター調節機構を示した。受容体過剰発現および欠損マウスを用いてPAFの機能を解析した(清水)。
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