研究課題/領域番号 |
06305003
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
多賀谷 一照 千葉大学, 法経学部, 教授 (40114293)
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研究分担者 |
宇佐美 博 愛知大学, 経営学部, 教授 (10267883)
富山 茂 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (00237132)
藤原 静雄 国学院大学, 法学部, 助教授 (30190094)
安富 潔 慶応大学, 法学部, 教授 (20101884)
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キーワード | 情報システム / セキュリティ / システム監査 / プライバシー保護 / 情報法 |
研究概要 |
「情報資産の保護研究会」を開催し、「情報倫理」「プライバシー保護」「防災システム」などについて、論議し、研究を深めた。 利用がますます広まっているインターネットが抱えているところの、セキュリティ上の問題点の研究を行い、併せて東海銀行事件・江戸川区のデータ漏洩事件などについても現行制度の欠陥(情報のコピーそれ自体はコンピュータ犯罪を可罰的にした刑法の新規定でも処罰できないなど)を示すものとして事例研究を行った。 銃砲・火薬などの物としての危険物については、その製造・販売・所持自体を規制する法的仕組みができあがっているが、無線周波数(電波)の利用等においては、盗聴用無線機の製造・販売・所持それ自体は規制の対象となっていないことを諸外国制度との比較で研究し、また、盗聴用無線機を用いて自宅で盗聴行為・業務用無線妨害行為を行うことへの規制の困難性と可能性について検討を行った。 映像国際放送に関する法改正による外国からの衛星による映像の流入、けいはんなタウンなどでのフルサービスネットワークの実験が行われている中で、コンテンツの内容的品質の確保を既存の放送法、通信法がいずれも担保出来ないこと、それをチェックする仕組みをどう作るかについての検討を行った。 阪神・淡路大震災に際しての通信ネットワークのセキュリティ、関係機関間の防災無線等を用いての連絡体制の欠陥、放送・通信媒体を用いての安否確認システム・生活関連情報の提供システムなどについて検討を行った。
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