研究課題/領域番号 |
06305003
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
多賀谷 一照 千葉大学, 法経学部, 教授 (40114293)
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研究分担者 |
宇佐美 博 愛知大学, 経営学部, 教授 (10267883)
富山 茂 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (00237132)
藤原 静雄 国学院大学, 法学部, 助教授 (30190094)
安富 潔 慶応義塾大学, 法学部, 教授 (20101884)
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キーワード | 情報システム / セキュリティ / システム監査 / プライバシー保護 / 情報法 |
研究概要 |
「情報資産の保護研究会」「犯罪とセキュリティ研究会」「環境情報監査研究会」など、セキュリティ・マネジメント学会内で開催されている研究会に、研究代表者・分担者が積極的に参加し、討議し、研究を深めた。 電子情報通信学会において、情報通信倫理のあり方についてワーキンググループが開かれたのを受けて、これに研究代表者が参加したのを始めとして、情報通信倫理についての研究を深めるとともに、雑誌等において提言を行った。 電子媒体を用いて文書が作成され、流通する場合などにおける、その証拠能力の研究を、情報システムにおける監査証跡という技術的側面と、証拠法則という法的側面の両面から研究して、研究業績を挙げた。 環境情報システムについて、環境管理基準の標準化という監査システムの方面と環境情報法という法制の方面の両面からの研究、分析を深め、研究分担者がそれらについての研究業績を挙げつつある。 研究代表者は、内閣に設置された「高度情報通信社会推進本部制度見直し作業部会」の委員として、行政の情報化(法定帳簿の電子化、申請の電子化など)について提言のための準備作業を行っており、本研究の成果をこの作業において生かしている。 研究代表者は、1995年9月に「行政とマルチメディアの法理論」と題する著作を出版し、この著作はそれまで論じられていない、しかし論じられることが極めて必要な分野についての始めての著作であるとして、それなりの評価を受けている。
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