研究課題/領域番号 |
06305011
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
武者 英二 法政大学, 工学部, 教授 (10090664)
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研究分担者 |
梅木 哲人 長岡工業高等専門学校, 教授 (20185060)
名嘉真 三成 琉球大学, 教育学部, 教授 (30155808)
安江 孝司 法政大学, 第一教養部, 教授 (40061197)
中俣 均 法政大学, 文学部, 教授 (60135895)
比嘉 実 法政大学, 沖縄文化研究所, 助教授 (50061221)
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キーワード | 八重山の総合調査 / 八重山の文献資料 / 八重山の民俗的建造物 |
研究概要 |
八重山諸島は多くの島々からなり、地域的に広範囲に島々が分布している。しかも文化的言語的にみて八重山諸島の島々が必ずしも同一の文化圏で構成されているとはいえない。多様な独自の地域性を有するこの地域を総合的に把握するためには、各分野ごとの調査を個別に行うより学際的に行う必要が不可欠であるとの認識からできるだけ多くの調査者を動員して初年度の八重山の調査をおこなった。 初年度の調査は石垣島を中心に最西端の与那国島、最南端の波照間、西表島、小浜島、竹富島、黒島の七島のオーンといわれる拝所(沖縄の御嶽)を逐一、写真におさめると同時に各オーンの遺跡、氏子の祭祀組織や言語、民話などの調査を実施した。建築班は島ごとに民家を写真におさめ、これまで蓄積した沖縄本島および周辺の島々との比較研究を行うための地域を確定することができた。聖域にも独自の建築的構造があり、集落、民家、聖域などの詳細な調査を行うのに十分な資料を確保することができたように思う。 初年度は八重山の島々の全体を鳥瞰することによって次年度の集約的研究に備えるための予備的調査であったが、予想以上の成果が得られた。次年度以降、大きな研究成果が得られることを確信している
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