研究課題
1.大学における日本語教員養成の実態を知るために、各大学から、学生便覧・履修の手引きなどを取り寄せて、その内容を分析した。112機関に発信し、109機関から資料の送付を受けることができた。残る3機関については、別途資料収集について努力中である。109機関からの資料の分析によって、充実した養成の行われているところがある一方、学生便覧、履修の手引きによっては、その内容がはっきりしないところのあることがわかった。2. 大学における日本語教員養成以外に、民間機関等においても教員養成の行われているところが多いので、それに関する資料を収集中である。3. 将来の日本語教員養成のあり方を考えるために、資料分析のほかに、有識者から意見を徴する必要がある。また、現に大学で教員養成にあたっている教員たちにもさまざまな意見があろう。今年度、意見聴取のためのアンケートを作成し、明年度発信の予定である。4. 大学における日本語教員養成がどのような結果をもたらしているかを知るために、平成4、5、6年度の修了生数と進路について、各大学に回答を依頼している。