学術研究の実態に関する研究調査

1995 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 06306010
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 野依 良治 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022554)
• 研究分担者: 難波 成任 東京大学, 農学部, 助教授 (50189221) ; 田中 明 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (70171733) ; 若月 芳雄 京都大学, 医学部, 助手 (40220826) ; 小川 温子 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (90143700) ; 水本 哲弥 東京工業大学, 工学部, 助教授 (00174045) ; 早野 龍五 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (30126148)
• キーワード: 研究費 / ヒアリング調査 / 配分審査体制

研究概要

科学研究費補助金申請者の研究や研究費における科学研究費補助金の位置付け、意識等を明らかにするため、平成6年度にひきつづき研究代表者及び研究分担者が分担して、国公私立の大学等においてヒアリング調査を行った。調査内容を分析し、科学研究費補助金における学術研究の実態や同補助金制度に対する意見・要望等が明らかになりつつある。研究者の中には、本研究制度に対して、情報不足等に起因しての誤解等がある場合が少なからず見受けられた。科学研究費の配分審査体制に関する意識等に対する分析・検討を行った。
2年にわたる、調査研究の結果を、研究成果報告書「学術研究の実態に関する調査報告」としてとりまとめた。

研究成果

• [文献書誌] M.Kitamura: "Self and Nonself Recognition of Asymmetric Catalysts. Nonlinear Effects in Amino Alcohol-Promoted Enantioselective Addition of Dialkylzincs to Aldehydes" J.Am.Chem.Soc.117. 4832-4842 (1995)
• [文献書誌] M.Yamakawa: "An Ab Initio Molecular Orbital Study on the Amino Alcohol-Promoted Reaction of Dialkylzincs and Aldehydes" J.Am.Chem.Soc.117. 6327-6335 (1995)
• [文献書誌] M.Kitamura: "Enantiomer Recognition Asymmetric Catalysts. Thermodynamic Properties of Homochiral and Heterochiral Dimers of the Methylzinc Alkoxide Formed from Dimethylzinc and Enantiomeric 3-exo-(Dimethylamino) isoborneol" J.Phys.Chem.98. 12776-12781 (1994)
• [文献書誌] R.Noyori: "Asymmetric Catalysis in Organic Synthesis" John Wiley & Sons, 378 (1994)