研究課題/領域番号 |
06306012
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研究種目 |
総合研究(A)
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
西川 治 立正大学, 文学部, 教授 (80012219)
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研究分担者 |
高阪 宏行 日本大学, 文理学部, 教授 (60092516)
岡部 篤行 東京大学, 工学部, 教授 (10114050)
宮川 泰夫 九州大学大学院, 比較社会文化研究科, 教授 (20024052)
野上 道男 東京都立大学, 理学部, 教授 (50087144)
石水 輝雄 名古屋大学, 文学部, 教授 (60109238)
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キーワード | 地理情報科学 / 地理情報システム(GIS) / 共同利用研究機関 |
研究概要 |
本年度の研究実績のおもな内容としては、研究集会(2回)・公開シンポジウム(1回)・実態調査のための準備、そして研究計画達成のための研究分担者会議(6回)を実施してきた。 研究集会は、10月14日に“名古屋大学シンポジオン"、11月13日に“NTTならふれあい会館"、にてそれぞれ開催した。前者の研究集会の出席者は20名であり、本科研費研究分担者と名古屋大学地理情報システム研究会議委員、ならびに同大学年代測定資料センター関係者との間で意見交換を行なった。そこでは、GIS研究の芽の出し方と組織作りの伴う課題について議論がなされた。後者の研究集会は「地理情報システム研究組織の理想像ーGISの共同利用研究組織作りに向けてー」と題して行なわれ、地理情報システムをめぐる研究組織に関する4件の話題提供と討議を行った。その結果、アメリカにおけるNCGIAのようなGISの研究センターを早急に設置して、国際的な研究水準にまで高める必要性があるとの合意に達した。関西地区のGIS研究者を中心として、約40名の出席者があった。 公開シンポジウムは「地理情報科学が切り拓く世界」というテーマを設定し、1月11日に東京大学山上会館において開催した。大学や公的研究機関の研究者のみならず、民間の地理情報システムに携わる関係者などを中心に約200名の出席者があった。このシンポジウムでは8名の話題提供者によって地理情報システムの活用例と将来展望が報告された。それぞれの報告において、GISの共同利用研究機関と空間データの基盤整備の必要性が強く要請された。 地理情報システムに関する実態調査は、研究体制とその需要に関する側面から調査が継続されている。需要調査に関する調査票は本年度中に完成し、平成7年度当初に調査が行なわれ、集計と分析を実施する予定である。
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