研究課題/領域番号 |
06352038
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
宮田 清蔵 東京農工大学, 工学部, 教授 (90015066)
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研究分担者 |
佐々木 敬介 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (00051425)
梅垣 真祐 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (70011161)
佐々木 孝友 大阪大学, 工学部, 教授 (50029237)
中西 八郎 東北大学, 反応化学研究所, 教授 (50240651)
伊藤 良一 東京大学, 工学部, 教授 (40133102)
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キーワード | 光波マニピュレーション / レーザー / 非線形光学 / 有機材料 / 波長 / 振幅 / 波面 / 位相整合 |
研究概要 |
来るべき高度情報化社会においては、大容量情報の記録および迅速な情報の伝達・処理のみならず、精緻な情報の提供が要求される。種々の特性の制御性に優れるレーザー光は、これらの情報処理に対処し得る可能性を有しているため、次世代情報化社会は光の時代と言われている。光波を自在に制御する上で欠かせない効果が、入射光電場の2乗や3乗に比例して物質内に誘起された電気分極から生じる非線形光学効果である。 本研究では、当該分野において、材料開発および素子、システム開発を世界的視野を持って先導してきた研究者を糾合し、「有機非線形光学材料による光波マニピュレーション」と名付けたテーマを重点領域研究として推進する上で必要な方策を検討した。研究を円滑に行っていくために、(a)波長、(b)振幅および位相、(c)波面の3グループに研究者を振り分けた。また各グループに材料の設計、合成を担当する研究者と素子の設計・試作開発担当者が必ず入るようにし、材料の合成、評価、素子化が連携して行えるような組織にした。特に有望な材料が現れた場合にはグループの枠組みを越えて材料の提供を行うことにした。今年度は農工大グループの合成した主鎖型高分子を重点的に研究を行い、高分子材料では初めてバルク位相整合の達成が確認された。また、この材料はβ分散が小さいために経時安定性に優れていることを見いだした。
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