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1994 年度 実績報告書

西洋美術研究支援画像データベースと画像処理-欧米で開発された諸ツールのわが国における応用と作品研究-

研究課題

研究課題/領域番号 06401002
研究種目

一般研究(A)

研究機関国立西洋美術館

研究代表者

波多野 宏之  国立西洋美術館, 学芸課, 主任研究官 (50260005)

研究分担者 中野 良一  財団法人 日本科学技術振興財団, 科学技術館・情報システム開発部, 主任
佐藤 直樹  国立西洋美術館, 学芸課, 研究員 (60260006)
越川 倫明  国立西洋美術館, 学芸課, 主任研究官 (60178259)
田邊 幹之助  国立西洋美術館, 学芸課, 主任研究官 (00171819)
キーワード西洋美術 / 画像データベース / 画像処理 / 画像資料 / マイクロフィッシュ / 写真 / 画像ドキュメンテーション
研究概要

研究初年度は、下記1.〜3.を計画し、ほぼ予定通り実施できた。併せて4.科研システム検討会等を実施した。
1.システム構築と試験データ入力:パソコン2台、スキャナー2種、ハイビジョン・モニター、高精細カラープリンター等からなる画像入出力/画像データベースシステムを構築した。画像処理システムでは、ソフトウェアDENGADENGAをベースに各種の画像比較、色彩シミュレーション等が可能となった。加えて美術作品の原寸大表示システムを開発した。画像データベースについては、ソフトウェアPARADOXをベースに統合データベースのプロトタイプを実現した。試験データは、マイクロフィッシュ「16世紀初期ドイツ小冊子本集成」より約5,000画像をデジタル化して5インチ光磁気ディスクに収納した。解像度、画像サイズ等の文字データもフロッピ-に入力した。次年度は、これらのデータを読み込みつつ、タイトル・キーワード等の画像属性データの入力を行う。
2.基礎的資料の収集:画像資料として、イタリア美術プリント写真600枚、マイクロフィッシュ「ウィット・ライブラリー」約15,000枚(1,470,000コマ)を収集した。CD-ROMは、「ニコラ・プッサン」等4種、図書はコンピュータ関係を中心に収集した。
3.目録・検索ツールの収集とその応用:「美術家総合リスト」はまず冊子体を購入した。アプリケーション・ソフトウェアとして画像分類体系ICONCLASS、シソ-ラスAATをフロッピ-で購入した。(後2者は冊子体も)。統合データベースとして、これらのPARADOXへの組み込みに着手し、次年度は、目録作業への応用を行う。
4.内外関係者との意見交換:オランダ王立図書館、東大史料編纂所などからの見学者の他、画像関連シンポジウム等で経過報告。年度末に外部専門家を迎え「科研システム検討会」を開催し、意見交換した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 波多野宏之: "西洋美術研究支援画像データベースと画像処理" メディア統合技術研究会[画像電子学会予稿集]. 第4回. P.11-18 (1995)

  • [文献書誌] 波多野宏之: "画像のデジタル化と美術研究" 月刊IM[日本画像情報マネジメント協会]. 34(5). P.35-38 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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