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1997 年度 実績報告書

ユーラシアにおける都市囲郭の成立と系譜に関する比較地誌学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06401017
研究機関奈良女子大学

研究代表者

戸祭 由美夫  奈良女子大学, 文学部, 教授 (60032322)

研究分担者 高田 将志  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (60273827)
小方 登  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (30160740)
野間 晴雄  奈良女子大学, 文学部, 教授 (00131607)
出田 和久  奈良女子大学, 文学部, 教授 (40128335)
相馬 秀廣  奈良女子大学, 文学部, 教授 (90196999)
キーワード都市囲郭 / 都市遺跡 / 歴史的都市 / 衛星画像 / 写真判読 / ユーラシア / 比較歴史地誌
研究概要

本年度は、上記の研究代表者・分担者のほか、山近久美子・佐野静代・木村圭司の3名を加えた共同研究メンバーによって、最終年度に相応しい以下のような調査研究作業を実施した。
1,日本とユーラシア大陸との接点部に当たる南西諸島について、前年度までの共同調査の成果を歴史地理学会大会で研究発表するとともに、そのまとめを機関誌「歴史地理学」に出田が掲載した。
2,国内の囲郭都市に関する図書・空中写真、アジア各地の囲郭都市の立地を検討するための偵察衛星写真、ベネルクス諸国に関する近代作成の古い地形図等を購入し、研究報告書にその検討成果を載せた。
3,数度にわたる共同討議をもとに、各分担者はその担当地域に関する既往の成果ないし新規の成果を最終報告書の原稿として代表者に提出し、代表者はそれをもとに、図録篇と論文篇とからなる最終報告書を編集・印刷中である。そのなかで、本報告書のために新たに執筆された分担者の論考(学術雑誌掲載分を除く)の一部を紹介すれば、次のようなものがある。
(1)山近久美子は、日本の都城と比較しつつ、中国の城郭都市の時代ごとの空間的展開について、既往の成果に拠りつつまとめた。
(2)高田は、東部ヒマラヤとその周辺地域を対象に、囲郭や城塞などの分布に関して、各種の文献をもとにまとめた。
(3)出田は、西アジアの都市遺跡に関する既往の研究成果をもとに、直交街路網をもつ方形囲郭都市についてまとめた。
(4)小方は、偵察衛星写真の画像を検討することにより、シリアにおけるヘレニズム植民都市の形態を復元した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 出田 和久: "沖縄のグスクとその空間的配置に関する若干の検討" 歴史地理学. 187. 44-62 (1998)

  • [文献書誌] 戸祭 由美夫: "オランダの囲郭都市プランとその変容に関する予察(後篇)" 人間文化研究科年報(奈良女子大学). 13(印刷中). (1998)

  • [文献書誌] 戸祭 由美夫: "ベルギーの囲郭都市プランとその変容に関する予察" 地誌研年報(広島大学). 7(印刷中). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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